ポップさんとのあゆみ

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アミちゃん、もうちょっと向こう行ってよ。
このベッド、小さいの。 アミちゃん、乗ってるよ。重いよ。 アミちゃん、しっぽ枕にしてるの。 ん?

5.アミカさんと・・・。

 アミカがいないと、渡れない橋があります。
アミカが先に、そして、ポップがその後にぴったりくっついて、渡ります。
アミカが止まればポップも止まる。
お散歩の途中、アミカの姿が見えなくなると、急にしっぽが下がり、立ち止まってしまいます。

 ポップはアミカをとても頼っているように見えます。
 我が家にやって来た時は、家の中を自由に走り回ったり、おもちゃをブンブン振り回すアミカを不思議そうに、見ていました。
今では、アミカが悲鳴をあげれば、一目散にアミカの元へ走って行くやさしいポップ。

 アミちゃんの事が大好きなようですが、どうしても許せない事が2つある。
 1つは食事。
「もうすぐご飯だ!」と感じると、突然部屋の中に殺気が・・・。
アミカを見つめ「ウー・・ウー・・」と唸り始めます。
アミカが動こうものなら大変!「ウー!!ワンワンワン!!!(ご飯に近づくな!)」とアミカの口元めがけ突進です。
食事だけはどうしても譲れないのね。
 だけどね、アミちゃんはその行動が理解できないみたい。
だって「強い人が先に食事をする」という習慣を知らないし、順番なんて関係なくて、寝ていても食事が出てくるのが当たり前の生活だから。

 2つ目はシッコ。
アミカのシッコの臭いは許しません!
アミカの臭いが消えるまで、何度でも自分のシッコをかけています。
臭いのする所をガリガリと掘ったりしております。染み込んだ臭いさえも許しません。

 そう・・大好きなんだけど、実はアミカを征服したくてウズウズしているかもしれないポップさん。

 人間社会の中で生活する事は、アミカの方が良くわかっているけれど、犬社会の事は、ポップの方がプロだもんね。
犬社会では、アミちゃんの知らない上下の関係があって当たり前だもんね。

 そんな二人の微妙な関係は、ギブ アンド テイクでちゃんと成立しているのかもしれません。
ポップにとってアミカは、人間社会での唯一のお手本であり、味方なんだね。


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